宗教色のある幼稚園ってどう?キリスト教系に通った経験談

森友学園問題がワイドショーを騒がせていたころ、「教育勅語」を元気に暗唱する園児たちの姿に「こんな幼稚園があるの!?」「大人の思想を、こんなにもちいさな子どもたちに…?!」とおどろいた親御さんも多いのではないでしょうか。

幼稚園って「近いから」「受験に有利だから」「給食があるから」と、親の都合で選びがちですよね。でも子供にとって幼稚園は「はじめての集団行動の場」であり「はじめて親以外の大人と、長い時間接する場」でもあります。

幼稚園で教わったことがその後ずっと子供の考えや態度になって生き続けると思うと…、安易に決めることはできない、そう思う親御さんも多いのではないでしょうか。

とくに「宗教色のある幼稚園」について「自身の宗派でもないところに行かせていいの?」「ちいさいころから特定の宗教に慣れ親しんでいいの?」と不安に想っている親御さんもいると思います。

そこで、実際にキリスト教系の幼稚園に子供を通わせた経験談を書いてみたいと思います。あくまで我が子が通った園の話であって、全国的にキリスト教系はこうだよ、というわけではないので、参考程度にご覧ください。

キリスト教系幼稚園の一日の流れ

うちの子が3年間通った幼稚園は、キリスト教のカトリック系園でした。

朝はまず、園庭のマリア様とイエズス様像に「おはようございます」と手をあわせるところからはじまります。

これは、幼稚園にはいったばかりの年少さんのころ、最初に先生から教わることです。「面倒だなぁ」「子供がそんなことするの?」と思ってしまいますが、案外子どもはすぐに慣れて、友達や先生に「おはよう」と言うのと同じような感じで、像に向かって「おはようございます」と言うようになっていました。

バスで登園する子どもたちは、着いたらすぐにバスグループ全員でマリア様像前まできて「おはようございます」とあいさつをしています。これが我が園の、朝の風物詩です。

教室に入ればスモックに着替えて、お外に遊びに行きます。9時半ごろ、全園児があつまったところで、園庭で体操がはじまります。この体操は「エビカニエクス」であったり「妖怪体操」であったり、流行りにあわせた体操です。宗教色は一切ありません。

体操が終われば、各教室にもどり、学級ごとの朝の会がはじまります。この朝の会の、一番初めに「お祈り」があります。「父と子と聖霊の、み名によって、アーメン。天におられる私たちの母よ、みなが…」というお祈りを、クラス全員でします。

このお祈りですが、子供たちにとっては「毎日言ってるからとりあえず言おう」という、形式的なもので、イエズス様のことを想ったり、マリア様のことを考えたりしている子どもはほとんどいないように思います。

カトリック園だからといって、みなキリスト教徒の子供かというと全然そんなことはなく、むしろクラスに1人、洗礼を受けている子どもがいるかどうか、という程度です。ちなみに先生方も、9割キリスト教徒ではありません。

ほとんどキリスト教徒ではないのに、毎日お祈りは欠かさないと言うのが、カトリック園の面白いところです。

朝の会が終われば、制作や音楽、体育などの活動がはじまります。
5月のマリア祭や、12月のクリスマスなど、宗教に関連した行事が近ければ、天使やマリア様など、キリスト教関連のものを作るときもあります。

でも、そればかりというわけではなく、季節に応じてキリスト教に関係のないものもどんどん作ります。節分の鬼や七夕飾り、お雛様飾りや、こいのぼりなど、どこの園でも作っているようなものを、うちの子も毎年作っていました。

午前の活動がおわると、給食です。うちの園はほぼ毎日給食でしたが、メニューにとくに宗教色が反映されたことはありませんでした。毎日バランスのいい食事で、量も適正。

食事の前にある「神様、お父様、お母様に感謝していただきましょう」という「おいのり」が、唯一給食時の宗教色であったように思います。

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